よくあるご質問および葬儀に関する知っておくべきことを、カテゴリーごとにまとめました。是非お役立て下さい。
葬儀前に
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Q
喪主はどのようにして決めるのでしょうか?
A
喪主は原則として跡取り(遺産継承者)または、祭祀継承者がなります。祭祀継承者とは、故人の遺骨を仏壇やお墓で管理しお参りする人です。墓は分割できませんので、一人に割り当てられます。古来よりこれを行って来たのは長男でした。ただし現在では、伴侶に当る人がなる場合も増えてきているようです。
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Q
妻の母を扶養していますが、もしもの場合、喪主は当主の私か妻のいずれがなるのでしょうか?
A
喪主は、故人となった人を今後お祭りする立場にある人がなりますが、親族を代表される方がなることもあります。義母の家系で喪主になる方がいないのであれば、奥様が喪主となります。ただし葬儀にご主人の会社関係の方が大勢みえるような状況であれば、ご主人が喪主になっても差し支えないでしょう。
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Q
献体をすると、葬儀はどのように行うのでしょうか?
A
病院に遺体を届ける前に、葬儀を行うことはできます。特別な葬儀方法を考える必要はありません。普通は葬儀後に遺体を火葬場に運びますが、献体の場合には大学病院に送られることになります。
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Q
葬儀費用が出せない場合、どのようにしているのでしょうか?
A
葬儀は法律で既定しているものではありません。したがって身寄りのない人などは、事情によっては遺体をそのまま火葬するケースもあります。 また生活保護を受けている人は葬祭費用がその地方自治体から出ることもあります。そうした場合、地域の民生委員の方が中心となって手続きをします。
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Q
くっきりした遺影写真を使用したいが、どういう準備が必要でしょうか?
A
遺影写真が鮮明かどうかは、元の写真の良し悪しが関係しています。 葬儀の場面では、すぐに良い写真が見つからず、集合写真やスナップ写真といったものから引き伸ばすため、どうしてもぼやけたような荒い写真になってしまいます。 成人式や長寿の祝いなどで写真店で撮影したようなものですと、顔も大きく写っていますし、写真自体がしっかりしています。そのようなものならば、引き伸ばしてもきれいです。鮮明な遺影写真をご希望ならば、良い写真を用意する必要があるでしょう。
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Q
会葬礼状は、手書きではいけないのでしょうか?
A
手書きでもかまいません。会葬礼状は印刷されているのが一般的ですが、本来は手書きのものでした。そこで手書きでもかまいません。
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Q
生前予約というのはなんでしょうか?
A
当社では、インターネットで消費者相談にのっています。葬儀を生前に準備するものに、生前設計と生前契約があります。生前設計はあらかじめ、自分のしたい葬儀を遺言に記入しておくもので、伴侶あるいは跡取りになる方にお願いしておくものです。生前契約は、生前に業者と葬儀契約しておくものです。
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Q
献体申込をしたが、実際に亡くなったときに献体をやめたくなった場合、どうなるのでしょう?
A
献体を取りやめることは可能です。実際に亡くなられたあと、こちらから大学に連絡しなければ、遺体を引取りに来ません。献体に反対する親族が、遺体を引き渡すことに反対し実際に献体が行われないこともあります。
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Q
葬儀会館で身内だけのお別れ会を営むことはできますか?その場合、費用はどれくらいでしょうか?
A
葬儀会館で行うことも可能です。費用としては、会場費、祭壇、生花、棺、霊柩車料金のほか、火葬料、その期間中の飲食費が考えられます。また、宗教葬ならば、僧侶に支払うお礼がかかります。
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Q
葬儀を行うにはどこに連絡し、何を頼むべきなのでしょうか?
A
人が亡くなられたあとにしなければならないことは、まず死亡診断書をそえて役所に死亡届けをします。そこで火葬許可証を受取り、火葬場の予約をします。(火葬は死後24時間経過したあとで行います)そのあと、葬儀式場の手配と祭壇の設置などの準備をします。こうした作業はすべて当社で代行致します。 寺院に読経を依頼する場合には、寺院の都合を聞いて決めます。いずれにいたしましても、どのような葬儀を行うかを専門家と打ち合わせる必要があります。
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Q
葬儀は好きな音楽を流して家族で送って欲しいといわれましたが、希望どおりできるのでしょうか?
A
身内だけで葬儀をされるということですが、最近ではそうした風潮が一部で見られるようになりました。しかし、実際には周りの反対があることも考えられますので、本人の自筆の「葬儀についてのお願い書」というものを書かれておいたほうが説得できるでしょう。 また、会社に死亡を知らせる場合には、身内だけで葬儀を行うことも一緒に知らせる必要があります。近隣に死亡通知する場合にもその旨を明記したり、自宅の前にはその旨書いておく必要があります。あるいは葬儀後に死亡通知をするという方法もあります。
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Q
本名のままでお葬式をすることは可能でしょうか?
A
仏式の場合でも、本名で葬儀を行うことは出来ます。特に旦那寺が郷里にある場合、葬儀のあとあらためて郷里で戒名をつけてもらうことがあります。
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Q
密葬の場合、関係者にはいつ、どのように死亡を知らせるのでしょうか?
A
葬儀を密葬で行うことは可能です。ただし死亡を知らせる時期ですが、密葬に参加していただきたい方には、それ以前の連絡が必要ですし、死亡をお知らせするだけでしたら、密葬後でもいいでしょう。ただし、密葬を知らせる場合、家族だけで行うなら、「家族だけで行う」と明記する必要があります。
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Q
会社を辞めて3年経っています。生前の仕事関係者に連絡する場合、訃報通知はどのようにしたらよいでしょうか?
A
急ぎの場合、電話を使用します。会社の総務に連絡し、 「私は以前そちらでお世話になった○○の家族のものですが、このたび○○が死亡しましたので、ご連絡いたします。」と前置きを述べ、死亡日、通夜、葬儀の場所、日時などを伝えればよいでしょう。ファックスでも伝えたい内容は同じです。
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Q
遺体搬送する場合、死亡診断書の携帯は必要でしょうか?
A
実際に遺体を搬送している途中に、検問や事故にあった場合、死亡診断書があればその遺体が事件にかかわるものでないという証明になりますので、携帯している方がよいといえるでしょう。
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Q
住居と離れた土地で他界したのですが、現地で火葬を行い、葬儀は家族のいる土地で行いたいのですが?
A
火葬の後で葬儀を行うことは可能です。現地の火葬場に火葬許可申請書を提出して火葬を行います。火葬にしたあと遺骨をもって、あらためて家族のいる土地で葬儀をすることになります。
お通夜・ お葬式の時に
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Q
通夜の時間に行けません。遅く行くのは失礼でしょうか?
A
お通夜の指定時間外にお悔やみにうかがって失礼ということはありません。 ただ、訪問がご迷惑にならないようにする必要はあるでしょう。手短にお悔やみを述べる程度ならば失礼ということはないかと思います。
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Q
夫の代理で葬儀に出席するのですが、記帳は誰の名前を書くのですか?
A
夫の代理で妻が葬儀に出席する場合、受付での記帳は夫の名前とします。ただし夫の名前のあと「内」と書いて代理であることを示しておきます。
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Q
葬儀中の写真・ビデオ撮影等はタブーでしょうか?
A
社葬などをする場合、お手伝いをする人の中に「記録係」という役割があります。 これは式場内外の写真やビデオの撮影、録音や編集をする係です。社葬では、記録として残す公式的な写真と、準備状況など参考資料とするものがあります。 悲しみの中で不謹慎ではなかったか、とご心配のようですが、喪主の許可を得て撮影していることもありますので問題はないと思われます。写真ができあがりましたら遺族の方々にお見せして、故人の思い出話をしたり、遺族の葬儀の労をねぎらってさしあげてはいかがでしょうか。
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Q
喪中に他家の葬儀に参列してはいけないのでしょうか?
A
喪中のときに、他家の葬儀に参列してもかまいません。 喪中でのタブーは、主にめでたい事柄、あるいは神社にお参りができないなどがある程度です。それは神道では死を汚れとする考えがあるからでしょう。
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Q
会葬礼状に喪主(息子)と故人の妻の名前を書きたいのですが、肩書きは何と書いたらよいでしょうか?
A
故人の妻の場合の肩書きは「妻」となります。喪主のとなりに「妻 姓名」を記します。 例: 喪主 佐藤一郎 妻 花子
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Q
訃報をFAXで行うときの文例や、構成をおしえてください?
A
ファックスなどで死亡通知を行う場合には、葬儀の日程も一緒に掲載すると、2度通知しなくてすみます。以下は例です。 弊社社長○○儀 兼ねて病気療養中のところ○月○日逝去いたしました。ここに生前のご厚誼を深謝し慎んでご通知申し上げます。 なお葬儀ならびに告別式は社葬をもって左記のように執り行います。 一、日時 葬儀 午後一時 告別式 午後2時 場所 ○○寺(住所) 住所 会社名 ○○ 葬儀委員長 ○○ 喪主 ○○ 親戚一同 以上のような形式が多く、これは新聞での案内の形式とほぼ同じです。
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Q
お香典のお返しはお断りしたい旨を添えたいのですが、どのように書いたらよいのでしょうか?
A
香典の額は、喪主や故人との関係によって小額のことも多々あります。しかし香典のお返しを断わる文章をつけられた例は余りみたことはありません。特に断る必要はないでしょう。
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Q
葬式の際に「花輪」や「生花」を贈りますが、どのような使い分けがあるのか教えてください。
A
供物としては生花、果物、菓子などを持参します。神道であってもお花をお供えしてかまいません。
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Q
お別れ会でスピーチを頼まれたのですが、どのように話をすればいいのでしょうか。
A
スピーチは葬儀の弔辞にあたります。 まず「謹んで○○さんの御霊前に申し上げます」 「ここに○○さんの御別れ会が行われるにあたり、御霊前に申し上げます」 といった呼びかけの言葉で始めます。 構成としては 1.故人の死に対する驚きと悲しみ。 2.故人の簡単な経歴と自分との関係。 3.故人の功績や人間的長所を賛える。 4.これまでの友情に感謝。 5.鎮魂の言葉「では、お別れします。安らかに眠ってください。」 で結びます。
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Q
義理の祖父の葬儀に参列するべきでしょうか。また香典額はどのくらいでしょう?
A
葬儀への参列は、喪家とあなたやあなたの家のお付き合いの程度で決めるのがよいでしょう。義理の祖父ということですので、あなたが出席しなければならないということはありませんが、ご主人の代理であれば出席する必要があります。 ご主人またはご親戚の方に尋ねられるのがよろしいかと思われます。香典の目安としては祖父母の場合1万円包まれる方が多いようです。
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Q
葬儀の案内に密葬、本葬とありました。どちらに行けばよいのでしょうか?
A
密葬とは身内だけで集まって行う葬儀をいいます。その後あらためて遺骨で本葬を行うことがあります。従って一般の会葬者は本葬に出席するのが正式でしょう。
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Q
お盆中に亡くなった時は、通夜・葬儀はいつ行うのですか?
A
お盆であるかどうかにかかわらず、葬儀は行うことができます。葬儀は地域によって友引に行わない(火葬場が休みという理由も含め)ということはあります。ただ、お盆は寺院が忙しく都合がつかないということもあり、葬儀がお盆明けになることもないとはいえません。 遺体の保存については、保冷機能をもつ遺体安置施設があります。自宅で安置する場合には、棺の中にドライアイスを入れるなどして保冷しています。
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Q
焼香の順番をおしえてください。
A
焼香順位は家や地域により異なります。また、誰が亡くなられたかによっても異なります。以下に焼香順位の一例をご紹介します。 1.喪主 2.故人の配偶者 3.喪主の配偶者 4.姓の変わらない子ども 5.姓の変わった子ども 6.故人の父母 7.故人の配偶者の父母 8.故人の孫 9.故人の兄弟姉妹 10.故人の配偶者の兄弟姉妹 11.故人の伯父・伯母 12.故人の配偶者の伯父・伯母 13.故人の甥・姪 14.故人の配偶者の甥・姪 15.会社その他の関係者
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Q
葬儀のお手伝いをどう申し出ればいいのでしょうか?
A
お葬式の手伝いを申し出てもかまいませんが、お手伝いはしなければならないということはありません。親戚が多い場合など、人手が十分ということもありえます。 先方がどのような状況であるかわかりませんので 「何かお手伝いできることがあったらおっしゃってください。」 「人手が必要ならばお手伝いします」などとあなたの意思を伝えればよいでしょう。
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Q
社長のお母様の密葬を行うとのことです。会社としてはどのようにしたらよいでしょうか?
A
普通、密葬のあとに社葬を実施する場合に、社内に社葬をする体制を整える必要があります。社葬は行わず密葬だけを行う場合でも、密葬の規模によって会社での協力の度合いが異なってきます。そこで施主の意向を確認して、会社として何ができるかを明確にしてその内容を社員に伝えることになるでしょう。
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Q
遠方から葬儀に参列頂いた方に、お車代は必要でしょうか?
A
結婚式では遠方からの招待者に交通費を渡すことはありますが、葬儀においてはそのような習慣はききません。しかし、こちらから弔辞などで特に参列をお願いした人に対して用意することは考えられるでしょう。
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Q
親戚が多いのですが、焼香順位はどのように考えたらよいでしょうか
A
焼香順位を決定する方法として、次の2つが考えられます。 (1)長幼単位(生まれた順) (2)家単位(本家、分家、嫁ぎ先) 焼香順位は地域によって違うこともあり、どちらが正しいとは言いきれません。その地域の方や、葬儀社の方に確認されると間違いないでしょう。 (1)を適用すると、嫁いでいるかにかかわらず、子供の誕生順に、その家族が焼香します。 (2)を適用すると、家を代表して順位が決定しますので、姓の変わっていない子供とその家族(複数のときはその中で誕生順)、姓の変わった子供とその家族となります。姓の変わった子供の場合、単位が家ですので、その家を代表する人が先に焼香します(夫、妻の順)。
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Q
故人の遺志で献体し、密葬を行った旨を知らせたいのですが、なんと書いたらよいでしょう?
A
以下はその例文です。 (続柄)○○儀、○月○日、天寿をまっとういたしました。享年○歳でございました。 生前はひとかたならぬご厚情をたまわり、ここに心より御礼申し上げます。 なお、葬儀は近親者のみにて、とどこおりなく相済ませました。また、故人の遺志により、献体いたしましたことをあわせてご報告させていただきます。 まずは、略儀ながらご通知申し上げます。
その他 葬儀に関して
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Q
日本では、葬儀に喪服を着用しますが、これはいつごろからでしょうか。なぜ、黒なのでしょうか?
A
日本の伝統的な喪の色は白で、現在でも白の喪服を着るところが残っています。 日本で喪服が黒になったのは、明治30年代の欧米化政策の一端です。 また、繊維業界が「黒の礼服」というスタイルを打ち出し、それを冠婚葬祭で着るようになり定着したといわれます。
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Q
「おたいや」についてお教えください。
A
「逮夜」とは葬儀や大きな儀礼の前夜の儀式のことで、通夜と同じような意味でつかわれる場合が多いようです。
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Q
「精進揚げ」「精進落とし」はどのようなことですか?
A
精進の意味は、潔斎しひたすら宗教的生活の一途に生きることをいいます。それが民間の信者にとっては、肉類を食べない意味へと転化しました。従って忌の間や葬儀のときは精進料理をいただきますが、それがおわると終わった印として肉類を含む料理をとります。これを精進落しといいますが、地域によっては「精進あげ」とよんでいます。葬儀用語は他にも、地域によっていろいろと違った言い方をするものがあります。
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Q
六文銭、六道銭について教えてください。
A
六文銭は、死者が三途の川をわたるときの渡し賃であったり、死後六道輪廻するときに、それぞれの世界に入るときの費用であるという説明がされています。 これは古代中国にもあった慣習です。江戸時代には実際に六文銭を入れたようですが、現在は模造の六文銭を使用しています。
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Q
火葬場から帰る時、来た道と違う場所を通るのはなぜですか?
A
死者がまた戻ってこないように、違う道をとってわからないようにする、という迷信が伝統として伝わっているのが理由です。これは野辺送りの時からの習慣です。
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Q
「友引」には葬儀は行われないのでしょうか?
A
「友引」「大安」というのは六曜によるもので、室町時代に日本に伝わったものです。先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順に繰りかえすもので、日の吉凶をあらわしています。 「友引」は、この日に葬儀をすると、それに友が曳かれる(一緒に誰か死ぬ)というイメージから嫌われて、その日に葬儀をしないようになりました。ただし一部の地域では友引人形を入れて、身代わりに立てて葬儀を行います。また浄土真宗の強いところでは、「友引」は迷信であるとして反対し、この日でも葬儀を行うところがあります。ただし、火葬場も休みが必要ですので、皆さんが嫌っているこの日をお休みにしているところが多いようです。
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Q
家を新築中に葬儀に出席しないほうがよいのでしょうか?
A
日本では死を汚れとする考えがあり、家を建てるときには人柱が必要といわれたり、縁起をかつぐことがありますので、そのように思われることもわかります。 葬儀が行われる地域でそのような慣習があるならばそれに従うことはおかしくありませんが、葬儀は故人との最後の別れの場となります。 そこで、本人が気になさらないならば出席されることをおすすめします。
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Q
身内に病人がいる場合、葬儀への出席を控えるものでしょうか?
A
死を汚れとする考え方は各地にありますが、そのような事例はきいたことがありません。もし欠席されるのであれば、弔電をおくったりお悔やみの手紙を出すということが考えられます。また、葬儀後に先方にお香典をもってお悔やみに行くという方法もあります。
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Q
妊娠中は、通夜や葬式に出ないほうがよいと聞きましたが?
A
妊娠中に葬儀に出ないほうがよいというのは、昔、死者が胎児に影響を与えるのではないかと考えられたからです。それが言い伝えとして残っているのでしょう(出てはいけないというきまりはありません)。 そこで妊婦が葬儀に出るときは、おなかに鏡を入れればよいといわれています。 鏡は魔よけの効果があると伝えられ、棺のなかに入れたり、墓地に鏡をかけたりしたと言われています。 そこで死者の霊が胎児に入らないようにする処置として、鏡を外側に向けておきます。迷信ですので、気にされるかどうかが一番の問題です。
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Q
礼状に、句読点がないのはなぜですか?
A
礼状などの文面は、昔は墨文字で書いたものです。日本の古典的文面では句読点を用いず、そのしきたりが今に残っているものと思います。従って文章的には句読点があったほうが読みやすいことから、これからは見直されるものと考えられます。
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Q
遺族に花を贈る時、リボンや花の色など気を付けることを教えてください。
A
お悔やみの花ということですと、白を基調としたものが多いでしょう。葬儀では刺のある花や派手な色のものは避ける傾向があります。花店でお悔やみの花であると伝えれば、そのように用意してくれます。ただ、故人の好みや希望の花であれば上記にあてはまらなくても、お悔やみの意味としてはよいことだと思います。
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Q
女性の喪服の家紋は、実家の紋と嫁ぎ先の紋のどちらでしょうか?
A
一般的な慣習としましては、嫁入り前に作った衣裳は、実家の紋を付けるということになっています。結婚後、作った場合には婚家先の紋をつけることになっています。嫁ぎ先の紋に変えなければならないというきまりはありません。
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Q
弔事で使う真珠のネックレスは、2連でもいいのでしょうか?
A
喪服を着るとき、アクセサリーはつけなくてもかまいませんが、真珠か結婚指輪はしてもよいとされています。 ただし、2連の真珠のネックレスは「不幸が重なる」などといわれるためつけません。
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Q
厄払いをしたいのですが、現在喪中です。神社へ行ってもよいでしょうか?
A
神殿に近づくことがいけないとされていますので、神主さんに来てもらっておはらいしてもらうことは可能でしょう。 また、お寺でお祓いをしてもらうことも可能です。お寺はけがれの概念がありませんので喪中を気にする必要はありません。
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Q
服喪中ですが、入籍予定です。式や披露宴は行わないのですが、故人の親類縁者にはどのように対応したらよいでしょう?
A
喪中のお祝い事や神事は避けることをお勧めしますが、四十九日の忌明けを一つの区切りとすることもできます。重要なのは、相手の方が気になさるかどうかです。 入籍を行うだけであれば問題ありません。 もし、お祝いの席を設けるならば、相手の親類の方のことも考え、四十九日以降にすることをお勧めします。
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Q
忌引というのは親族のどこまでが当てはまるのでしょうか?
A
忌服期間は、官公庁服務規定によりますと、配偶者10日、父母7日、子5日、祖父母3日、兄弟姉妹3日孫1日、伯父伯母1日、配偶者の父母3日、配偶者の祖父母1日となっており、民間会社はこれを参考にしているのではないでしょうか。
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Q
身内の葬儀のすぐあとに、別の葬儀に出てはいけないと聞いたのですが?
A
喪中のときに、葬儀に参列することはかまいません。 ただし、以上の慣習が残されている地域であれば、そのしきたりを考慮して遠慮することも考えられます。そういう意味では、葬儀を主宰する喪主にご相談されるのが確かでしょう。
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Q
喪の期間というと一般的には49日でしょうか?
A
喪の期間は、明治時代に作られた忌服期間が基準となり、両親が死んだときで1年、夫1年、妻3カ月、子供・兄弟は3カ月、祖父母は5カ月となっています。
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Q
身内が亡くなった場合、婚礼は1年控えたほうがよいのでしょうか?
A
まず、先方がどのように考えているかを優先する必要があります。次に忌明けを一つのくぎりとし、お話を進めるという方法があります。また、神前結婚の場合には、喪中であればやしろに入る前に神官にお祓いをしてもらって結婚式を行っているそうです。
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Q
喪中にはおせち料理は用意しないのでしょうか?
A
お節料理は、節目に食べる料理の一つです。 お正月の料理ですので、それぞれに縁起があるなどおめでたい意味合いが多く含まれています。また、女性が正月の間台所に立たなくてよいように作っておくともいいますので、それほど厳密にお考えになる必要はないかと思います。 喪中ということから、紅白のかまぼこや頭つきの海老といったおめでたい意味合いの強いものを避けられる程度でよろしいかと存じます。
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Q
喪中の場合、正月の神棚はどのようにすればよいですか?
A
正月の神社の参拝や、玄関のしめ縄、お神棚のお正月飾りはいたしません。50日の喪があけたら、通常のお供えをします。
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Q
仏壇の向きは正式にはどのようにするのでしょうか?
A
仏壇の安置場所についてはさまざまな言い伝えがありますが、現在の住宅事情や生活習慣に合わせて考えるとよいでしょう。神棚と仏壇は向かい合わないのがよいとされています。また、あまり高いところに安置すると、日々の供養に不便なので、人が座った姿勢からご本尊を拝める位置が最適です。
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Q
葬儀後に送るお悔やみ状の例文をおしえてください。
A
以下は例文です。 お父様ご永眠とのこと、ご冥福をお祈り申し上げます。亡くなられたことも存じ上げず、大変失礼いたしました。心よりお悔やみ申し上げます。 ご心身ともにお疲れのことと存じますが、お身体を損なわれることのなきよう、ご自愛のほどお祈りいたします。 お伺いしてお悔やみを申し上げるのが本当ですが、なにぶんの遠路にて略儀ながら書中をもってお悔やみ申し上げます。
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Q
寒中見舞いに故人名を入れ、訃報をかねてもよいでしょうか?
A
喪中に年賀状をいただいた場合には、松の内がすぎてから、喪中をしらせるはがきを出します。死亡者の氏名を入れると故人がはっきりすると思います。(次は文例です) 寒中お見舞い申し上げます。 このたびは、ごていねいに新年のご挨拶をいただき、まことにありがとうございました。実は昨年12月祖父山田太郎を亡くし服喪中のため、年賀状をさし控えさせていただきました。ご通知が遅れましたこと、どうぞお許し下さい。 本年も、よろしくご交誼のほどよろしくお願いします。
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Q
葬儀後に訃報を知り、励ましの気持ちを伝えたいのですが、どうしたらよいでしょうか?
A
お悔やみ状に香典を添えて送る方法があります。香典袋は現金書き留で送ります。また、香典の代わりにお花を送るという方法もよいでしょう。以下は例文です。 ○○さんが亡くなり葬儀も済まされたとのこと、ただ驚いております。亡くなられたことも存じ上げず大変失礼致しました。心よりお悔やみ申し上げます。 (本文) まことに些少ではございますが、同封のものをご仏前にお供え下さいますよう お願いいたします。
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Q
社葬で香典ご供花は硬く辞退しますとありました。どうすれば良いのでしょうか?
A
最近社葬では、香典供花の辞退が増えてきました。 その理由として、香典の整理や香典返しが大変煩雑なことと、香典が会社に入る場合と遺族に入る場合とあり、遺族に入った場合に、その香典返しの先が会社関係ばかりでは、面識もなく大変な作業になってくることがあるからです。 そうした理由もあって香典・供花を辞退していることが考えられますので、持参しても受付で辞退されることと思います。
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Q
どの関係の方が亡くなった場合まで、お香典を出すのですか?
A
血縁関係がなくても、お世話になった方であれば、お香典を出すことがあると思います。このように、香典を出すかどうかは、喪家とあなたやあなたの家のお付き合いの程度で決めるのがよいでしょう。お香典を出すかどうかは、出す人の本人の意思で決めることですので、とくに決まりはありません。
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Q
社長の奥様が亡くなりました。香典はいくら包めばいいのでしょうか。妻も包むのでしょうか?
A
香典金額としましては、5,000から10,000円が相場です。香典はご主人が持参されるだけでけっこうです。
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Q
祖父の葬儀に夫婦で出席するのですが、香典の相場はいくらですか?
A
香典額は一般に一家の代表がその人の名前で出すのが普通です。 従いまして、2人で出席されましても10,000円でよいでしょう。 ただし忌明け法事などの場合には、精進料理(2人分)や引き物(一家分)のことを考えてご仏前として20,000円出すこともあります。
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Q
祖父が亡くなった場合、香典は用意するのでしょうか?
A
祖父と同居の家族ならば香典はいりません。しかし、別居していて生計を別にされているならば、それぞれ香典を用意します。
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Q
香典袋へ現金を入れるときに、お金の向きはどのようにいれたらよいでしょうか?
A
お金を袋から出したときに金額が見えるようにします(顔が下)。 それはお金の管理がしやすいからです。 葬儀では通常とは逆のことをする慣習があることから、地域によってはお札を裏向きにするなどということもあります。裏向きにしなくても失礼というこということはありません。
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Q
社長のご実家に、不幸がありました。従業員としてお香典はどうしたらいいのでしょうか?
A
香典は個人の意志で出すものですので、強制はできません。出す場合には、個人か連名という方法があります。個人で出す場合には、勤務先の家族が亡くなられた場合では5000円が多いようです。なお香典は喪主の方に送ります。
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Q
弔電を打つのですが、喪主は友人ではありません。誰宛にすればよいでしょうか?
A
弔電は面識がなくとも、喪主に対して出すことが一般的です。
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Q
弔電はいつどこへ送ればよいのでしょうか。喪主の自宅ですか?それとも、葬儀場でしょうか?
A
弔電の奉読は普通、式場で行われますので、届け先は葬儀場です。配達時期は指定できますので、早めに手配しておきましょう。